![]() 周波数誤差推定
专利摘要:
諸態様は、周波数推定およびトラッキングに関する。どんな帯域幅ロケーションにもありうるパイロットトーンを搬送する単一のシンボルの観測に基づいて、周波数情報を抽出する。詳細には、特定のユーザに割り当てられたパイロットトーンを選択し、選択されたパイロットトーンを時間領域パイロット信号に変換し、それをパイロット信号の複素共役と相関させ、その結果にそれぞれeとeとを乗算することによって、その結果を単位円の上半分と下半分とに投影し、各半分の得られたベクトル和の絶対値2乗の差を周波数誤差推定として計算した後、周波数誤差情報を抽出する。推定に基づいて周波数誤差を訂正することができる。さらに、開示する態様は、マルチパス環境に適用できる。 公开号:JP2011514721A 申请号:JP2010545183 申请日:2009-01-30 公开日:2011-05-06 发明作者:マ、ジュン;リミニ、ロベルト 申请人:クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated; IPC主号:H04J11-00
专利说明:
[0001] 相互参照 本出願は、本出願の譲受人に譲渡され、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、2008年2月1日に出願された「FREQUENCYERRORESTIMATION METHODFORLTEUL」と題する米国特許仮出願第61/025,641号の利益を主張する。] [0002] 以下の説明は、一般に、ワイヤレス通信に関し、より詳細には、周波数誤差を推定することに関する。] 背景技術 [0003] ワイヤレス通信システムは、音声、データなど様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、帯域幅、送信電力など)を共有することによって、複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続システムとすることができる。多元接続システムの例には、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、3GPPロングタームエボリューション(LTE)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、およびその他がある。] [0004] 概して、ワイヤレス多元接続通信システムは、複数のワイヤレス端末のための通信を同時にサポートすることができる。各端末は、順方向および逆方向リンク上の送信を介して1つまたは複数の基地局と通信する。順方向リンク(またはダウンリンク)とは、基地局から端末への通信を指し、逆方向リンク(またはアップリンク)とは、端末から基地局への通信リンクを指す。通信リンクは、1入力1出力(SISO)、多入力1出力(MISO)、または多入力多出力(MIMO)システムを介して確立できる。] [0005] 概して、周波数誤差を推定するために、少なくとも2つの連続するトレーニングシーケンス(たとえば、パイロットシンボル)が利用される。しかしながら、いくつかのシステムは、単一のトレーニングシーケンス、および/または各々が異なる周波数エリアに現れる、2つ以上のトレーニングシーケンスを供給するだけである。同じ帯域幅を占める2つの連続するトレーニングシーケンスを供給しないシステムでは、周波数誤差推定を確実に推定することができない。] [0006] 以下で、1つまたは複数の態様の基本的な理解を与えるために、そのような態様の簡略化した概要を提示する。この概要は、すべての企図される態様の包括的な概観ではなく、すべての態様の主要または重要な要素を識別するものでも、いずれかまたはすべての態様の範囲を定めるものでもない。その唯一の目的は、後で提示するより詳細な説明の導入として、1つまたは複数の態様のいくつかの概念を簡略化した形で提示することである。] [0007] 1つまたは複数の態様およびその対応する開示によれば、様々な態様を周波数推定およびトラッキングに関して説明する。シンボルの帯域幅ロケーションにかかわらず、パイロットトーンを搬送する、OFDMシンボルなど、単一のシンボルの観測に基づいて周波数情報を抽出することができる。たとえば、特定のモバイルデバイスに割り当てられるトーンを選択した後、周波数誤差情報を抽出することができる(たとえば、ポストFFT(高速フーリエ変換))。抽出されたパイロットシンボルの時間領域表現に、+/−0.5の副搬送波間隔(たとえば、0と1との間の間隔のインターバル)で回転フェーザとの乗算によって上半円と下半円とに投影されたローカルパイロットシーケンスと合成シーケンスとを乗算することができる。得られたベクトルの大きさの差は、周波数誤差情報を伝えることができる。] [0008] 一態様は、周波数誤差推定のための方法に関する。本方法は、第1のアンテナから第1のユーザのための周波数領域中のパイロットトーンを抽出することと、パイロットトーンの周波数領域を第1のアンテナのための第1の時間領域シーケンスに変換するために逆離散フーリエ変換を実行することとを含む。本方法はまた、合成シーケンスと変調シーケンスとを得るために、第1の時間領域シーケンスにローカルレプリカの共役を乗算することと、合成シーケンスと変調シーケンスとを上半円と下半円とに投影することとを含む。さらに、本方法は、周波数誤差訂正を推定するために、上半円と下半円とのためのベクトル和の絶対値2乗を計算することと、第1の時間領域シーケンスに回転フェーザを乗算することによって周波数誤差を訂正することとを含む。] [0009] 別の態様は、メモリとプロセッサとを含むワイヤレス通信装置に関する。メモリは、第1のアンテナから第1のユーザのための周波数領域中のパイロットトーンを抽出することと、パイロットトーンの周波数領域を第1のアンテナのための第1の時間領域シーケンスに変換するために逆離散フーリエ変換を実行することと、合成シーケンスと変調シーケンスとを得るために、第1の時間領域シーケンスにローカルレプリカの共役を乗算することとに関係する命令を保持する。メモリはまた、合成シーケンスと変調シーケンスとを上半円と下半円とに投影することと、周波数誤差訂正を推定するために上半円と下半円とのためのベクトル和の絶対値2乗を計算することと、第1の時間領域シーケンスに回転フェーザを乗算することによって周波数誤差を訂正することとに関係する命令を保持する。プロセッサは、メモリに結合され、メモリ中に保持された命令を実行するように構成される。] [0010] さらに別の態様は、周波数誤差を推定するワイヤレス通信装置に関する。装置は、第1のアンテナから第1のユーザのための周波数領域中のパイロットトーンを抽出するための手段と、パイロットトーンの周波数領域を第1のアンテナのための第1の時間領域シーケンスに変換するために逆離散フーリエ変換を実行するための手段とを含む。装置はまた、合成シーケンスと変調シーケンスとを得るために、第1の時間領域シーケンスをローカルレプリカの共役と乗算するための手段と、合成シーケンスと変調シーケンスとを上半円と下半円とに投影するための手段とを含む。さらに、装置は、周波数誤差訂正を推定するために上半円と下半円とのためのベクトル和の絶対値2乗を計算するための手段と、第1の時間領域シーケンスに回転フェーザを乗算することによって周波数誤差を訂正するための手段とを含む。] [0011] さらに別の態様は、コンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラム製品に関する。コンピュータ可読媒体は、コンピュータに、第1のアンテナから第1のユーザのための周波数領域中のパイロットトーンを抽出させるためのコードの第1のセットと、コンピュータに、パイロットトーンの周波数領域を第1のアンテナのための第1の時間領域シーケンスに変換するために逆離散フーリエ変換を実行させるためのコードの第2のセットとを含む。また、コンピュータに、合成シーケンスと変調シーケンスとを得るために、第1の時間領域シーケンスにローカルレプリカの共役を乗算させるためのコードの第3のセットと、コンピュータに、合成シーケンスと変調シーケンスとを上半円と下半円とに投影させるためのコードの第4のセットとが含まれる。コンピュータ可読媒体はまた、コンピュータに、周波数誤差訂正を推定するために上半円と下半円とのためのベクトル和の絶対値2乗を計算させるためのコードの第5のセットと、コンピュータに、第1の時間領域シーケンスに回転フェーザを乗算することによって周波数誤差を訂正させるためのコードの第6のセットとを含む。] [0012] さらなる態様は、周波数誤差を推定および訂正するように構成された少なくとも1つのプロセッサに関する。プロセッサは、第1のアンテナから第1のユーザのための周波数領域中のパイロットトーンを抽出するための第1のモジュールと、パイロットトーンの周波数領域を第1のアンテナのための第1の時間領域シーケンスに変換するために逆離散フーリエ変換を実行するための第2のモジュールと、合成シーケンスと変調シーケンスとを得るために、第1の時間領域シーケンスにローカルレプリカの共役を乗算するための第3のモジュールとを含む。プロセッサはまた、合成シーケンスと変調シーケンスとを上半円と下半円とに投影するための第4のモジュールと、周波数誤差訂正を推定するために上半円と下半円とのためのベクトル和の絶対値2乗を計算するための第5のモジュールと、第1の時間領域シーケンスに回転フェーザを乗算することによって周波数誤差を訂正するための第6のモジュールとを含む。] [0013] 上記および関連する目的を達成するために、1つまたは複数の態様は、以下で十分に説明し、特に特許請求の範囲で指摘する特徴を備える。以下の説明および添付の図面は、1つまたは複数の態様のいくつかの例示的な特徴を詳細に示す。ただし、これらの特徴は、様々な態様の原理を採用することができる様々な方法のほんのいくつかを示すものである。他の利点および新規の特徴は、図面とともに以下の詳細な説明を検討すると明らかになり、開示する態様は、すべてのそのような態様およびそれらの均等物を含むものとする。] 図面の簡単な説明 [0014] 1つまたは複数の態様による多元接続ワイヤレス通信システムを示す図。 周波数ホッピングによる異なる副搬送波ロケーションを占めるパイロットシンボルの概略図。 ワイヤレス通信環境において周波数誤差推定を実行するシステムを示す図。 様々な態様による、周波数トラッキングループの高レベル概略図。 開示する態様による、周波数誤差検出器の概略図。 「投影」アルゴリズムの直観的ジャスティフィケーションを示す図。 マルチパスチャネルのための周波数誤差検出器を示す図。 ワイヤレス通信システムにおいて周波数誤差を推定するための方法を示す図。 開示する態様の1つまたは複数による、周波数誤差を推定するための方法を示す図。 複数のアンテナのための周波数誤差推定のための方法を示す図。 開示する態様の1つまたは複数による、周波数誤差推定を可能にするシステムを示す図。 本明細書で提示する様々な態様による、周波数誤差を推定および訂正することを可能にするシステムを示す図。 例示的なワイヤレス通信システムを示す図。 (1つまたは複数の)周波数誤差を推定および訂正する例示的なシステムを示す図。] 実施例 [0015] 次に、図面を参照しながら様々な態様について説明する。以下の記述では、説明の目的で、1つまたは複数の態様の完全な理解を与えるために多数の特定の詳細を記載する。ただし、そのような(1つまたは複数の)態様は、これらの具体的な詳細なしに実施できることは明らかであろう。他の例では、これらの態様の説明を円滑にするために、よく知られた構造およびデバイスはブロック図の形態で示す。] [0016] 本出願で使用する「構成要素」、「モジュール」、「システム」などの用語は、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアの組合せ、ソフトウェア、または実行中のソフトウェアなど、コンピュータ関連のエンティティを指すものとする。たとえば、構成要素は、プロセッサ上で実行されるプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、プログラム、および/またはコンピュータとすることができるが、これらに限定されない。例として、コンピューティングデバイス上で実行されるアプリケーションと、そのコンピューティングデバイスの両方を構成要素とすることができる。1つまたは複数の構成要素がプロセスおよび/または実行スレッド内に常駐してよく、1つの構成要素が1つのコンピュータ上に配置され、および/または2つ以上のコンピュータ間に分散されてもよい。さらに、これらの構成要素は、様々なデータ構造を記憶している様々なコンピュータ可読媒体から実行することができる。構成要素は、1つまたは複数のデータパケット(たとえば、ローカルシステム、分散システム中、および/または他のシステムを用いたインターネットなどのネットワークにわたって信号を介して別の構成要素と相互作用する1つの構成要素からのデータ)を有する信号によるなど、ローカルおよび/またはリモートプロセスを介して通信することができる。] [0017] さらに、様々な態様について、モバイルデバイスに関して本明細書で説明する。モバイルデバイスは、システム、加入者ユニット、加入者局、移動局、モバイル、ワイヤレス端末、ノード、デバイス、リモート局、リモート端末、アクセス端末、ユーザ端末、端末、ワイヤレス通信デバイス、ワイヤレス通信装置、ユーザエージェント、ユーザデバイス、またはユーザ機器(UE)と呼ばれることもあり、それらの機能の一部または全部を含むことがある。モバイルデバイスは、セルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP)電話、スマートフォン、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、携帯情報端末(PDA)、ラップトップ、ハンドヘルド通信デバイス、ハンドヘルドコンピューティングデバイス、衛星無線、ワイヤレスモデムカード、および/またはワイヤレスシステムを介して通信するための別の処理デバイスとすることができる。さらに、様々な態様について、基地局に関して本明細書で説明する。基地局は、(1つまたは複数の)ワイヤレス端末と通信するために利用でき、アクセスポイント、ノード、ノードB、e−NodeB、e−NB、または何らかの他のネットワークエンティティと呼ばれることもあり、それらの機能の一部または全部を含むことがある。] [0018] いくつかのデバイス、構成要素、モジュールなどを含むことができるシステムに関して、様々な態様または特徴を提示する。様々なシステムは、追加のデバイス、構成要素、モジュールなどを含んでもよく、および/または各図に関連して論じるデバイス、構成要素、モジュールなどのすべてを含まなくてもよいことを理解および諒解されたい。これらの手法の組合せも使用できる。] [0019] 図1を参照すると、1つまたは複数の態様による多元接続ワイヤレス通信システム100が示されている。ワイヤレス通信システム100は、1つまたは複数のユーザデバイスと接触する1つまたは複数の基地局を含むことができる。各基地局は複数のセクタにカバレージを提供する。3セクタ基地局102は複数のアンテナグループを含むとして示し、1つめのアンテナグループはアンテナ104と106とを含み、別のアンテナグループはアンテナ108と110とを含み、3つめのアンテナグループはアンテナ112と114とを含む。図によれば、アンテナグループごとに2つのアンテナのみが示されているが、アンテナグループごとにより多いまたはより少ないアンテナが利用できる。モバイルデバイス116は、アンテナ112および114と通信しており、アンテナ112および114は、順方向リンク118を介して情報をモバイルデバイス116に送信し、逆方向リンク120を介してモバイルデバイス116から情報を受信する。順方向リンク(またはダウンリンク)は基地局からモバイルデバイスへの通信リンクを指し、逆方向リンク(またはアップリンク)はモバイルデバイスから基地局への通信リンクを指す。モバイルデバイス122は、アンテナ104および106と通信しており、アンテナ104および106は、順方向リンク124を介して情報をモバイルデバイス122に送信し、逆方向リンク126を介してモバイルデバイス122から情報を受信する。たとえば、FDDシステムでは、通信リンク118、120、124および126は、通信のための異なる周波数を利用することができる。たとえば、順方向リンク118は、逆方向リンク120によって利用される周波数とは異なる周波数を使用することができる。] 図1 [0020] アンテナの各グループおよび/またはそれらが通信するように指定されたエリアを、基地局102のセクタと呼ぶことができる。1つまたは複数の態様では、アンテナグループはそれぞれ、基地局102によってカバーされるセクタまたはエリア中でモバイルデバイスに通信するように設計される。基地局は、端末と通信するために使用される固定局とすることができる。] [0021] 順方向リンク118および124を介した通信では、基地局102の送信アンテナは、ビームフォーミングを利用して、異なるモバイルデバイス116および122についての順方向リンクの信号対雑音比を向上させることができる。また、そのカバレージエリア中に不規則に散在するモバイルデバイスに送信するためにビームフォーミングを利用する基地局が、単一のアンテナを介してそのカバレージエリア中のすべてのモバイルデバイスに送信する基地局によって生じ得る干渉よりも、近接セル中のモバイルデバイスへの干渉は少なくなる。] [0022] いくつかの態様によれば、ワイヤレス通信システム100は、周波数推定およびトラッキングを可能にするように構成される。シンボルの帯域幅ロケーションにかかわらず、パイロットトーンを搬送する、OFDMシンボルなど、単一のシンボルの観測に基づいて周波数情報を抽出することができる。たとえば、特定のモバイルデバイスに割り当てられるトーンを選択した後、周波数誤差情報を抽出することができる(たとえば、ポストFFT(高速フーリエ変換))。] [0023] 開示する態様は、受信機ノード(たとえば、LTEシステムのためのeNodeBセル)における周波数誤差を推定するための方式を提供する。様々な態様を、Long Term Evolution(LTE)アップリンク(UL)に一致する多元接続方式としてシングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)を参照することによって説明するが、開示する態様は、この方式に限定されず、一般的なOFDMA方式および他の方式に拡張することができる。] [0024] 開示する態様は、パイロットトーンを搬送する単一のOFDMシンボルの観測に基づく周波数誤差推定など、いくつかの利点を提供する。別の利点は、開示する態様を実装するためにチャネル推定が必要ないことである。さらに、開示する態様は、マルチパスシステムに対してロバストであり、実装の複雑度が低い。] [0025] いくつかの態様を(たとえば、LTE用語でeNodeBと呼ばれる)基地局サイトにおける周波数推定およびトラッキングに関して説明する。LTEアップリンク(UL)のための多元接続方式はFDMAベースである(たとえば、利用可能な副搬送波の異なるサブセットが各ユーザに割り当てられる)。] [0026] 周波数誤差の問題は、少なくとも2つの主な理由のために起こる。第1に、送信機(たとえば、モバイルデバイスまたは別の送信デバイス)の局部発振器(LO)が、受信機デバイス(たとえば、eNodeB)において利用されるオフセットに対してオフセットを有する。この不一致は、クロックドリフト、温度変動、経年変化、ならびに他のファクタによって生じることがある。どんなワイヤレスモデムもこれらの様相の1つまたは複数を受ける可能性がある。第2に、ワイヤレスセルラー通信においてしばしば遭遇する、見通し線(LOS)と通常呼ばれる、強い鏡面反射成分があるモバイルデバイスの相対移動によって生じる搬送周波数のドップラーシフトが周波数誤差を引き起こすことがある。] [0027] 受信デバイス(たとえば、eNodeB)は、周期的メッセージを送信して、送信デバイス(たとえば、モバイルデバイス)にそのローカルクロックのタイミング調整を通知することができるが、端末とネットワークの局部発振器(LO)間で残差不一致があることがある。その上、ドップラー効果によって生じる周波数シフトはあらかじめ補償できず、高データ転送速度/高次数変調に特に注意しなければならない。] [0028] 得られた効果は、ベースバンドへのダウンコンバートの後、受信デバイス(たとえば、eNodeB)における受信信号が、変調コンスタレーションの回転につながる周波数オフセットの影響を受けることである。特に、高次数変調(たとえば、16QAM、64QAMなど)が採用されている場合、この効果はモデムパフォーマンスに深刻な劣化を引き起こすことがある。] [0029] この問題を克服するのを助けるために、受信機モデムは、この周波数誤差を推定し、たとえば、数値制御発振器を使用して、受信信号を単に逆回転させることによって周波数誤差を補償する、周波数訂正デバイスを装備することができる。] [0030] 周波数誤差推定のためのいくつかの技法は、少なくとも2つのカテゴリ、すなわち時間領域処理と周波数領域処理とにグループ分けできる。時間領域処理は、OFDM数秘学において発見された、巡回プレフィックス(CP)構造を利用する。周波数誤差情報は、CPをOFDMシンボルの最後の部分と相関させ、その結果のアークタンジェントを計算することから抽出される。この方法は、WLANにおいて使用されるが、各ユーザが異なる周波数シフトを受け、したがってeNodeBがユーザごとに独立して周波数誤差を推定し、訂正する必要があるアップリンク(UL)LTEに適用できない。この要件により、FFT後に、開示する態様に従って実行できる、LTEアップリンク(UL)のFDM構造のために各ユーザが分離される周波数推定を推定することになる。] [0031] 周波数誤差を推定するための従来の周波数領域手法は、パイロットトーンを搬送する2つの連続するOFDMシンボルの仮定に依拠する。周波数誤差情報は、これらの対応するトーンを相互相関し、アークタンジェントを計算することによって抽出される。ただし、パイロットシンボルは時間的に十分に分離され(結果的に引き込み範囲が低減され)、より重要なことに、パイロットシンボルは周波数ホッピングによる異なる副搬送波ロケーションを占めることがあるので、この方法は、LTEUL(および他のネットワーク)に適用可能ではない。図2に、周波数ホッピングによる異なる副搬送波ロケーションを占めるパイロットシンボルの概略図200を示す。] 図2 [0032] 0〜13と標示されたSC−FDMAシンボル時間ロケーション(水平軸)と、垂直軸の副搬送波ロケーションとが示されている。この図は、ULLTEシステムのためのTTI(Transmission Time Interval)内ホッピングを用いたPhysical Uplink Shared Channel(PUSCH)構造を示す。第1のスロット(シンボルインデックス0〜6)では、PUSCHおよび基準信号(RS)は帯域幅の上部202を占める。第2のスロット(シンボルインデックス7〜13)では、同じチャネルは、204に示したように、割り振られた帯域幅の異なる副搬送波セットを占める。これをchuシフト分離と呼ぶことができる。] [0033] 図3に、ワイヤレス通信環境において周波数誤差推定を実行するシステム300を示す。システム300は、受信機デバイスにおいて各送信機デバイスの周波数誤差を推定するように構成される。周波数誤差推定は、帯域幅のどこにでも配置されるパイロットトーンを搬送する単一のシンボルの観測に基づくことができる。システム300は実装の複雑度が中程度から低であり、チャネル情報を必要としない(非コヒーレント)。さらに、システム300は、マルチパス環境に適用できる。] 図3 [0034] システム300は、チャネルを介してデータを送信するとして示すワイヤレス通信装置302を含む。データを送信するとして示すが、ワイヤレス通信装置302は、チャネルを介してデータを受信することもできる(たとえば、ワイヤレス通信装置302は同時にデータを送信および受信することができる、ワイヤレス通信装置302は異なる時間にデータを送信および受信することができる、またはそれらの組合せが可能である)。ワイヤレス通信装置302は、基地局、モバイルデバイスなどとすることができる。] [0035] ワイヤレス通信装置302中には、それぞれの帯域幅割振りに従ってユーザ(たとえば、モバイルデバイス)ごとにトーンを抽出するように構成されたパイロットトーン抽出器304が含まれる。パイロットトーンは、周波数領域において抽出できる。いくつかの態様によれば、第1のアンテナおよび第2のアンテナから第1のモバイルデバイスのためにパイロットトーンを抽出することができる。] [0036] また、ワイヤレス通信装置302中には、パイロットトーンの周波数領域を、第1のアンテナおよび第2のアンテナのための時間領域シーケンスに変換するためにIDFT処理を実行するように構成されたIDFTプロセッサ306が含まれる。] [0037] 周波数誤差訂正器308は、周波数誤差を訂正するように構成される。周波数誤差訂正器308は、時間領域シーケンスに回転フェーザを乗算することができる。いくつかの態様によれば、回転フェーザは、周波数誤差推定によって駆動される数値制御発振器(NCO)によって生成できる。] [0038] また、ワイヤレス通信装置302中には、モバイルデバイスごとに周波数誤差を推定するように構成された周波数誤差推定器310が含まれる。周波数誤差推定器310中には、受信したパイロット時間領域シーケンスにローカルレプリカの共役を乗算するように構成された乗算器312が含まれる。ルータ314は、合成シーケンスの各々を上半円と下半円とに投影する。いくつかの態様によれば、合成シーケンスは、それぞれexpを乗算することによって、半円の各々に投影される。この演算は、副搬送波間隔の小数部分においてDFTを計算することとほぼ同じである。] [0039] また、周波数誤差推定器310中には、周波数誤差の推定値を得るために、半円ごとにベクトル和の絶対値2乗を計算し、2つの結果(半円ごとに1つの結果)を減算する評価器316が含まれる。周波数誤差推定器310に関係するさらなる詳細を以下に与える。] [0040] いくつかの態様によれば、ワイヤレス通信装置302はまた、時間領域シーケンスの各々からマルチパス成分を選択するように構成された選択器(図示せず)を含む。また、合成周波数誤差訂正を行うためにマルチパス成分の各々からの周波数誤差訂正を合成するように構成されたコンバイナ(図示せず)を含むことができる。] [0041] システム300は、ワイヤレス通信装置302に動作可能に結合されたメモリを含むことができる。メモリは、ワイヤレス通信装置302の外部にある、またはワイヤレス通信装置302内に常駐することができる。メモリは、開示する態様による周波数誤差を推定することに関する情報を記憶することができる。通信ネットワークにおける周波数誤差推定に関する情報の分析を可能にするために、プロセッサをワイヤレス通信装置302(および/またはメモリ)に動作可能に接続することができる。プロセッサは、ワイヤレス通信装置302によって受信された情報を分析および/または生成する専用のプロセッサ、システム300の1つまたは複数の構成要素を制御するプロセッサ、および/または、ワイヤレス通信装置302によって受信された情報を分析および生成することと、システム300の1つまたは複数の構成要素を制御することとの両方を行うプロセッサとすることができる。] [0042] 本明細書で説明されるワイヤレスネットワークにおける通信を改善するために、システム300が、記憶されたプロトコルおよび/またはアルゴリズムを採用することができるように、メモリは、ワイヤレス通信装置302と他のシステム300デバイスとの間の通信を制御するための動作をとる、周波数誤差訂正に関連するプロトコルを記憶することができる。たとえば、メモリは、第1のアンテナから第1のモバイルデバイスのための周波数領域中のパイロットトーンを抽出することと、パイロットトーンの周波数領域を第1のアンテナのための第1の時間領域シーケンスに変換するために逆離散フーリエ変換を実行することとに関係する命令を記憶することができる。命令はまた、合成シーケンスと変調シーケンスとを得るために、時間領域シーケンスにローカルレプリカの共役を乗算することと、合成シーケンスと変調シーケンスとを上半円と下半円とに投影することとに関係することができる。さらに、命令は、周波数誤差訂正を推定するために上半円と下半円とのためのベクトル和の絶対値2乗を計算することと、時間領域シーケンスに回転フェーザを乗算することによって周波数誤差を訂正することとに関係することができる。] [0043] 本明細書で説明するデータストア(たとえば、メモリ)構成要素は、揮発性メモリもしくは不揮発性メモリのいずれかとすることができ、あるいは揮発性メモリと不揮発性メモリの両方を含むことができることを諒解されたい。限定ではなく例として、不揮発性メモリは、読取り専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、電気的プログラマブルROM(EPROM)、電気的消去可能ROM(EEPROM)、またはフラッシュメモリを含むことができる。揮発性メモリは、外部キャッシュメモリとして動作するランダムアクセスメモリ(RAM)を含むことができる。限定ではなく例として、RAMは、同期RAM(DRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、同期DRAM(SDRAM)、ダブルデータレートSDRAM(DDR SDRAM)、拡張SDRAM(ESDRAM)、シンクリンクDRAM(SLDRAM)、およびダイレクトランバスRAM(DRRAM)など、多くの形態で利用可能である。開示される態様のメモリ320は、これらおよび他の適切なタイプのメモリを、これらに限定されることなく、備えるものとする。] [0044] 図4に、様々な態様による、周波数トラッキングループの高レベル概略図400を示す。この図は、基地局について示すが、開示する態様は他のデバイスに応用する。図示のように、ユーザ(たとえば、モバイルデバイス)のグループは、eNodeBによって処理される。モバイルデバイスは、ユーザ1402、ユーザ2404、ユーザi406〜ユーザKu408として示され、ただしKuは整数である。表記「N」はシステムFFTサイズを指し、表記「M」はユーザ副搬送波を指す。] 図4 [0045] 信号が、各アンテナにおいて受信され、バッファ410を通って処理される。高速フーリエ変換(FFT)処理412が、受信信号に対して行われる。n個のトーンがあり、ただしnは整数である。各ユーザ402、404、406、408は、n個のトーンの異なるサブセットを占める。単純な例では、nは20に等しい。トーンが重複しないように、第1のユーザ402はトーン1〜5を占め、第2のユーザ404はトーン6〜8を占め、第3のユーザ406はトーン9〜11を占め、以下同様である。さらに、トーンは異なる周波数上にある。信号は、414において多重化されて、ほぼ同じ時間にサービスされる異なるユーザ402、404、406、408に与えられる。] [0046] 周波数トラッキングループは、各ユーザ402、404、406、および408に対して独立して動作する。点線ボックス416で示すように、このループを、ユーザi406に対して詳細に示す。どのトーンがユーザi406によって占められるかはあらかじめ定義されているので、その帯域幅割振りに従って、418において、整数であるM個のトーンのそれらのサブセットが抽出される。逆離散フーリエ変換(IDFT)420を実行して、抽出されたトーン418を時間領域サンプルに変換する。周波数誤差弁別器(FED)ブロック422は周波数誤差を推定し、それはルックアップテーブル(LUT)424と統合されたデジタル位相回転器を通して訂正される。いくつかの態様によれば、FED422は、TDMシステムと同様の方法でパイロットサンプルを受信する。周波数誤差情報は、以下の図を参照しながらより詳細に説明するように、周波数誤差検出器を利用して抽出される。] [0047] 各モバイルデバイスが異なる周波数誤差を受けることがあるので、同様の周波数トラッキングループがモバイルデバイス(たとえば、ユーザ)ごとに繰り返される。異なるユーザが異なる速度で移動していることがあり、異なるレート(たとえば、ドップラーシフト)を周波数誤差に変換することができる。たとえば、第1のユーザは1時間当たり50マイル移動する車で移動し、第2のユーザはより速く移動する列車に乗っており、別のユーザは歩いている、などである。周波数誤差の量は、速度に比例するとすることができる。したがって、周波数誤差は、ユーザごとに推定され、ユーザベースで訂正される。] [0048] 図5に、開示する態様による、周波数誤差検出器500の概略図を示す。以下は、直観的なジャスティフィケーションアルゴリズムについて説明する。502に示すように、時間領域信号r[m]を受信する。いくつかの態様によれば、信号を周波数領域において受信し、逆離散フーリエ変換(IDFT)などの様々な技法によって時間領域に変換することができる。] 図5 [0049] 時間領域受信信号] [0050] に、要素ごとにローカル時間領域パイロットシーケンスの共役を乗算して、パイロットシンボルの極性を除去する。時間領域中にある受信信号を、知られているシーケンスに対して相関する。信号が受信された特定の時刻に、信号は、すでに知られており、したがって、複製できるパイロットトーンを搬送しているので、知られているシーケンスを導出することができる。] [0051] 次いで、合成シーケンスを単位円の上半分504と下半分506とに「投影」する。T[n]によって示されるローカルパイロットが生成される。ローカルパイロットT[n]は時間のインデックスである。各受信信号にローカルパイロットを乗算する。このようにして、一般的な、変調されていないシーケンス(たとえば、非極性)が生じる。いくつかの態様によれば、上半分504および下半分506における投影は、副搬送波間隔の小数部分において計算される離散フーリエ変換(DFT)と同様である。] [0052] 複素共役などの複素数を乗算されると、周波数誤差がない場合、「理想的な」信号を達成することができる。したがって、周波数誤差もノイズもない「理想的な」シナリオでは、合成シーケンスは、すべて1(「1」)になる。合成シーケンスを単位円の上半分504と下半分506とに投影することは、合成シーケンスに、(508において)ej2π0.5n/Nを乗算し、(510において)e−j2π0.5n/Nを乗算することによって達成できる。] [0053] 図示のように、] [0054] は、上半円504に配置されたすべての単位フェーザのベクトル和を示し、] [0055] は、下半円506に配置されたすべての単位フェーザのベクトル和を示す。各ブランチ(上半円504および下半円506)の得られたベクトル和の絶対値2乗の差は、周波数誤差情報を表す。] [0056] 図6に示すように、周波数誤差もノイズもない場合、602に示したように、上半分および下半分の単位フェーザ分布はほとんど正確に対称的である。したがって、] 図6 [0057] および] [0058] の大きさは破線のベクトル604によって示され、この場合606は等しく、したがって、0周波数誤差が検出される。] [0059] しかしながら、周波数誤差があると、各半円504および506の単位フェーザは、周波数誤差] [0060] に比例する角度だけ回転する。この場合、ベクトル和] [0061] および] [0062] の大きさは、(608に示された例のように)等しくなく、その場合、破線のベクトル604は破線のベクトル606よりも大きい。これらの2つのベクトルの大きさの差は、以下の式のように周波数誤差に関係し、式中、feは周波数誤差である。] [0063] 式1は、以下の詳細な分析導出に従って導出できる、S字曲線の分析式を表す。Tx x[n]信号を次のように表す。] [0064] 式中、Pk=Pλ[k]は、根λのChuシーケンスに対応する周波数領域パイロットシンボルである。受信信号を次のように表すことができる。] [0065] 式中、w[n]はホワイト複合ノイズであり、ferrは周波数誤差を示す。上半円「投影」は、以下によって与えられる。] [0066] すべての上半分単位フェーザのベクトル和を次のように計算する。] [0067] 式中、p[n]は、次のようにローカルで生成される。] [0068] 次いで、式5は、次のように書き直すことができる。] [0069] フラットフェージング(たとえば、] [0070] )を仮定して、式7は、以下のように簡略化できる。] [0071] 代数操作の後、式8を次のように書くことができる。] [0072] ただし、] [0073] 次いで、上半円フェーザ和の絶対値2乗の期待値は、以下によって与えられる。] [0074] 同様に、下(下部)半円の場合、フェーザ和の絶対値2乗は以下の通りである。] [0075] ただし、] [0076] 最後に、S字曲線式は以下によって与えられる。] [0077] 図5をさらに参照すると、512において、下部ブランチ506は上部ブランチ504から減算され、「マイナス」符号によって示される。ここで、2つのブランチ504と506とを比較してブランチが等しい(0周波数誤差)か、または等しくない(周波数誤差)かを判断する。ブランチが大幅に異なる場合、大きい周波数誤差を示す。] 図5 [0078] 周波数誤差があると判断した場合、推定が実行される。通常、ノイズが追加されるので、いくつかの態様によれば、フィルタ514を利用してノイズの量を緩和し、「よりクリーンな」推定を与えることができる。] [0079] フィルタ処理の後、フィードバックループはルックアップテーブル516に進む。ルックアップテーブル516は、] [0080] によって示される推定された周波数によって(時間領域における)受信信号を訂正するために、コサインおよびサインを生成する。518において、フィードバックループは続き、周波数誤差全体を収束し、訂正するまで、一度に少しずつ訂正し続ける。このフィードバックループは何度でも実行できる。] [0081] 520において示されるように、周波数誤差検出器500はマルチパス環境において利用でき、マルチパスチャネルのための周波数誤差検出器700を示す図7を参照しながら説明する。この周波数誤差検出器700は、上記で図5を参照しながら説明した、破線によって702において示される、シングルパス周波数誤差検出器(FED)の延長である。マルチパスフェージングの訂正を可能にするために、多数のFEDブロックを利用することができる。各FEDブロックは、特定のパスのための周波数誤差情報を抽出することができる。詳細には、パイロットの時間領域ローカルレプリカは、遅延τiをもつ所与の分解可能なパスに整合された時間である。ここで、「i」はパスインデックスである。] 図5 図7 [0082] 実際の実装形態では、ワイヤレス受信機中に含まれるとすることができる、チャネル推定器によって、最も強いパスのロケーションに関する情報を供給することができる。各FEDによって供給された誤差推定値は、その後、ノイズ変動を平滑化するために合成される。これにより、周波数誤差推定の信頼性を改善することができる。様々なタイプの合成方式が可能であり、等しい利得、パイロット重み付け、最大比合成(MRC)およびその他を含むことに留意されたい。簡単のために、一般性を失わずに、等しい利得合成のみを図7に示す。] 図7 [0083] ダイバーシチ誤差合成とほぼ同じ時間において、各アンテナから得られた誤差を合成して(空間合成)、推定のロバストネスをさらに改善することができる。いくつのマルチパスが時間的に利用可能であるのかにかかわらず、空間合成が可能になり、したがって、ダイバーシチが得られる。] [0084] 開示する態様は、LTEアップリンクにおけるSDMAユーザなど、同一チャネルユーザの周波数誤差情報をさらに抽出することができる。ローカル時間領域パイロットレプリカの乗算は、各ユーザの一意の直交パイロットシーケンスによって同一チャネルユーザを分離する目的を果たすこともできる。点線ボックス702に示すように、受信したマルチユーザ信号に、ユーザiなど、所与のユーザのローカルパイロットコピーを乗算し、次いでM個のサンプルを合計することによって内積を行うことができる。] [0085] マルチパス環境において動作する能力は、開示する態様の利点である。受信機において、マルチパス伝搬信号が若干の遅延を伴って到着することがあるので、遅延レプリカが生じることがある。さらに詳細に、信号は(FFTから)704において受信される。706において、ユーザのためのM個のトーンが抽出される。たとえば、基地局が周波数誤差を測定している場合、基地局が多数のユーザにサービスしていることがあり、ユーザごとの周波数誤差を決定し、独立して訂正しなければならない。トーンはIDFT708によって処理され、信号がいくつかのブランチに分割される。ブランチのうちの3つを、710、712および714に示してある。各ブランチは、第1のパス710およびFED702に対して示した、同様の演算を実行しているが、各パスは異なる遅延を受ける。] [0086] 各FED702、716および718は、マルチパスにロックされ、したがって、−τが導入される。第1のパス710の場合、] [0087] 、第2のパス712の場合、] [0088] 、以下同様にして、] [0089] として示され、ここで、Lはパスの数を表す整数である。m−τのローカルコピーを乗算されたとき、τは、シーケンスが遅延され、それに応じてローカルコピーが遅延されることを示す。] [0090] マルチパスごとにεが推定され、720において、すべてのパスのεが合成される。周波数誤差をさらに改善し、訂正するために、同様の演算が他の(1つまたは複数の)アンテナに対して繰り返される。したがって、最初にパスにわたる合成があり、アンテナ1に対して誤差] [0091] と第2のアンテナに対して第2の誤差] [0092] と、以下同様に、生じる(722に示す)。これらの誤差は、フィルタ724に入力される。] [0093] 様々なパスを合成し、周波数誤差を平均することによって、少量のエネルギーを有する、および/または確実でないパスは、マルチパスダイバーシチにより平均される。フィードバックループは、ルックアップテーブル724に進む。] [0094] いくつかの態様によれば、周波数誤差を、空間(たとえば、アンテナ)にわたって適用することができる。受信機が1つのパスをのみ検出することができる場合、パスを合成することができないので、ダイバーシチはない。2つ以上のアンテナがあり、アンテナが十分に広く離れて離間されている場合、各アンテナは独立したタイプのフェージングを受けることがある。たとえば、1つの信号は減衰しており、第1のアンテナにおいて受信され、第2のアンテナにおいて受信される別のパスは、良好な信号を有する。] [0095] 上記で示し、説明した例示的なシステムに鑑みて、開示する主題に従って実施できる方法は、以下のフローチャートを参照すればより良く諒解されよう。説明を簡単にするために、方法を一連のブロックとして図示し説明するが、いくつかのブロックは、本明細書で図示し説明する順序とは異なる順序で、および/または他のブロックとほぼ同時に行われるので、請求する主題はブロックの数または順序によって限定されないことを理解し、諒解されたい。さらに、本明細書で説明する方法を実装するために、図示されたすべてのブロックが必要とされるわけではない。ブロックに関連する機能は、ソフトウェア、ハードウェア、それらの組合せまたは他の好適な手段(たとえば、デバイス、システム、プロセス、構成要素)によって実装できることを諒解されたい。以下および本明細書の全体にわたって開示する方法は、そのような方法を様々なデバイスに移送および転送することを可能にする製造品に記憶することが可能である。方法は、状態図などで、一連の相互に関連する状態またはイベントとして代替的に表現できることを、当業者なら理解し、諒解するであろう。] [0096] 本明細書で開示する様々な方法は、ユーザごとに周波数誤差推定および補償を実行することができる。いくつかの態様によれば、周波数誤差推定および補償は、時間領域において実行される。] [0097] 図8に、ワイヤレス通信システムにおいて周波数誤差を推定するための方法800を示す。方法800は、eNodeBにおいてユーザ(たとえば、モバイルデバイス)ごとに周波数誤差を推定するように構成される。周波数推定と補償の両方は、時間領域においてユーザ(モバイルデバイス)ごとに実行される。] 図8 [0098] 802において、ユーザごとのトーンを、それぞれの帯域幅割振りに従って抽出する。804において、逆離散フーリエ変換(IDFT)を実行して、周波数領域パイロットシンボルを時間領域シーケンスに変換する。] [0099] 806において、周波数誤差を訂正するために、(804において得られた)時間領域シーケンスに回転フェーザを乗算する。いくつかの態様によれば、回転フェーザは、周波数誤差推定によって駆動される、数値制御発振器(NCO)によって生成できる。] [0100] 808において、周波数誤差を推定する。開示する態様の1つまたは複数による、この周波数誤差を推定するための方法900を図9に示す。] 図9 [0101] 方法900は、パイロットトーンを搬送している単一のシンボル(たとえば、OFDMシンボル)から周波数誤差情報を抽出するように構成される。いくつかの態様によれば、(1つまたは複数の)周波数割振り制約は必要ではない。パイロットトーンは、アルゴリズム推定機能に影響することなしに周波数ホッピングを用いて生じる、所与のシンボルにおける帯域幅を占めることができる。さらに、方法900は、粗タイミング情報があるという条件で、ロバストであり、マルチパス環境において動作することができる。] [0102] 902において、受信したパイロット時間領域シーケンスにローカルレプリカの共役を乗算する。904において、合成シーケンスを上半円と下半円とに投影する。この投影は、合成シーケンスにそれぞれexpを乗算することを含むことができる。906において、半円ごとのベクトル和の絶対値2乗を計算する。908において、(906において導出した)2つの数量を減算して、周波数誤差の推定値を得る。この演算は、副搬送波間隔の小数部分においてDFTを計算することとほぼ同じである。] [0103] 図10に、複数のアンテナのための周波数誤差推定のための方法1000を示す。1002において、第1のユーザのための第1のパイロットトーンを第1のアンテナから抽出し、第1のユーザのための第2のパイロットトーンを第2のアンテナから抽出する。1004において、第1のパイロットトーンの周波数領域を第1のアンテナのための第1の時間領域シーケンスに、第2のパイロットトーンを第2のアンテナのための第2の時間領域シーケンスに変換するために、IDFTを実行する。] 図10 [0104] 1006において、第1および第2の時間領域シーケンスの各々からのマルチパス成分を各アンテナから抽出する。1008において、合成シーケンスを得るために、マルチパス成分の各々に、第1のユーザに固有の絶対シフトをもつそれぞれの時間シフトローカルレプリカ共役を乗算する。] [0105] 1010において、パイロットシーケンスのローカルレプリカの絶対時間シフトを変更して、異なる同一チャネルユーザの周波数誤差を抽出する。1010において、合成シーケンスを上半円と下半円とに投影する。1014において、上半円と下半円とのためのベクトル和の絶対値2乗を計算する。ベクトル和の絶対値2乗を計算することで、周波数誤差訂正を推定する。これは、副搬送波間隔の小数部分においてDFTを計算することとほぼ同じとすることができ、その小数部分は、0と1の間の量である。] [0106] 1016において、マルチパス成分の各々からの周波数誤差訂正を合成して、アンテナごとに合成周波数誤差訂正を行う。1018において、各アンテナの得られた周波数誤差を合成して、総合周波数誤差推定を行う。1020において、時間領域シーケンスに、総合合成周波数誤差訂正によって駆動される数値制御発振器によって生成された回転フェーザを乗算することによって、周波数誤差を訂正する。] [0107] 次に図11を参照すると、開示する態様の1つまたは複数による、周波数誤差推定を可能にするシステム1100が示されている。システム1100は、ユーザデバイス中に常駐することができる。システム1100は、たとえば、受信アンテナから信号を受信することができる受信機1102を備える。受信機1102は、その上で、受信信号のフィルタ処理、増幅、ダウンコンバートなど、典型的な動作を実行することができる。受信機1102はまた、調整された信号をデジタル化して、サンプルを得ることができる。復調器1104は、シンボル期間ごとに受信シンボルを得て、ならびに受信シンボルをプロセッサ1106に供給することができる。] 図11 [0108] プロセッサ1106は、受信機構成要素1102によって受信された情報を分析、および/または送信機1108による送信のための情報を生成する専用のプロセッサとすることができる。追加として、または代替的に、プロセッサ1106は、ユーザデバイス1100の1つまたは複数の構成要素を制御し、受信機1102によって受信された情報を分析し、送信機1108による送信のための情報を生成し、ユーザデバイス1100の1つまたは複数の構成要素を制御することができる。プロセッサ1106は、追加のユーザデバイスとの通信を調整することが可能なコントローラ構成要素を含むことがある。] [0109] ユーザデバイス1100は、プロセッサ1106に動作可能に結合され、通信を調整することに関係する情報、および他の適切な情報を記憶することができる、メモリ1108をさらに備えることができる。メモリ1110は、周波数誤差推定に関連するプロトコルをさらに記憶することができる。本明細書で説明するデータストア(たとえば、メモリ)構成要素は、揮発性メモリまたは不揮発性メモリのいずれかとすることができ、あるいは揮発性メモリと不揮発性メモリの両方を含むことができることを諒解されたい。限定ではなく例として、不揮発性メモリは、読取り専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、電気的プログラマブルROM(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、またはフラッシュメモリを含むことができる。揮発性メモリは、外部キャッシュメモリとして動作するランダムアクセスメモリ(RAM)を含むことができる。限定ではなく例として、RAMは、同期RAM(SRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、同期DRAM(SDRAM)、ダブルデータレートSDRAM(DDR SDRAM)、拡張SDRAM(ESDRAM)、シンクリンクDRAM(SLDRAM)、およびダイレクトランバスRAM(DRRAM)など、多くの形態が利用可能である。主題のシステムおよび/または方法のメモリ1108は、これらのおよび他の適切なタイプのメモリを、これらに限定されることなく、備えるものである。ユーザデバイス1100は、シンボル変調器1112と、変調信号を送信する送信機1108とをさらに備えることができる。] [0110] 図12は、本明細書で提示する様々な態様による、周波数誤差を推定および訂正することを可能にするシステム1200の図である。システム1200は、基地局またはアクセスポイント1202を備える。図示のように、基地局1202は、受信アンテナ1206によって1つまたは複数のユーザデバイス1204から(1つまたは複数の)信号を受信し、送信アンテナ1208によって1つまたは複数のユーザデバイス1204に送信する。] 図12 [0111] 基地局1202は、受信アンテナ1206から情報を受信し、受信情報を復調する復調器1212に動作可能に関連する受信機1210を備える。ユニキャスト波形に埋め込まれるブロードキャストマルチキャスト波形に関係する情報を記憶するメモリ1216に結合されたプロセッサ1214によって、復調されたシンボルが分析される。変調器1218は、送信機1220による送信アンテナ1208を介したユーザデバイス1204への送信のための信号を多重化することができる。] [0112] 図13に、例示的なワイヤレス通信システム1300を示す。ワイヤレス通信システム1300には、簡潔のために、1つの基地局と、1つの端末とを示してある。ただし、システム1300は2つ以上の基地局またはアクセスポイントおよび/または2つ以上の端末またはユーザデバイスを含むことができ、追加の基地局および/または端末は、以下で説明する例示的な基地局および端末と実質的に同様または異なるものとすることができることを諒解されたい。さらに、基地局および/または端末は、それらの間のワイヤレス通信を可能にするために、本明細書で説明するシステムおよび/または方法を採用することができることを諒解されたい。] 図13 [0113] 次に図13を参照すると、ダウンリンク上で、アクセスポイント1305で、送信(TX)データプロセッサ1310は、トラフィックデータを受信、フォーマット、コーディング、インターリーブ、および変調(またはシンボルマッピング)し、変調シンボル(「データシンボル」)を供給する。シンボル変調器1315が、データシンボルおよびパイロットシンボルを受信および処理し、シンボルのストリームを供給する。シンボル変調器1315は、データおよびパイロットシンボルを多重化し、N個の送信シンボルのセットを得る。各送信シンボルは、データシンボル、パイロットシンボル、または0の信号値とすることができる。パイロットシンボルを、各シンボル期間中に継続的に送信することができる。パイロットシンボルは、周波数分割多重(FDM)、直交周波数分割多重(OFDM)、時分割多重(TDM)、周波数分割多重(FDM)、または符号分割多重(CDM)とすることができる。] 図13 [0114] 送信機ユニット(TMTR)1320は、シンボルのストリームを受信し、1つまたは複数のアナログ信号に変換し、アナログ信号を調整(たとえば、増幅、フィルタリング、および周波数アップコンバート)して、ワイヤレスチャネルを介して送信するのに適したダウンリンク信号を生成する。次いで、ダウンリンク信号は、アンテナ1325を介して端末に送信される。端末1330において、アンテナ1335は、ダウンリンク信号を受信し、受信信号を受信機ユニット(RCVR)1340に供給する。受信機ユニット1340は、受信信号を調整(たとえば、フィルタリング、増幅、周波数ダウンコンバート)して、調整された信号をデジタル化し、サンプルを得る。シンボル復調器1345は、N個の受信シンボルを得て、チャネル推定のために受信パイロットシンボルをプロセッサ1350に供給する。シンボル復調器1345は、プロセッサ1350からダウンリンクに関する周波数応答推定値をさらに受信し、受信データシンボルに対してデータ復調を実行して(送信データシンボルの推定値である)データシンボル推定値を得て、データシンボル推定値をRXデータプロセッサ1355に供給し、そのRXデータプロセッサ1355は、データシンボル推定値を復調(すなわち、シンボルデマッピング)、デインターリーブ、および復号して送信トラフィックデータを回復する。シンボル復調器1345およびRXデータプロセッサ1355による処理は、アクセスポイント1305における、それぞれ、シンボル変調器1315およびTXデータプロセッサ1310による処理と相補的である。] [0115] アップリンク上で、TXデータプロセッサ1360が、トラフィックデータを処理し、データシンボルを供給する。シンボル変調器1365は、データシンボルを受信し、パイロットシンボルと多重化し、変調を実行し、シンボルのストリームを供給する。次いで、送信機ユニット1370は、シンボルのストリームを受信および処理して、アンテナ1335によってアクセスポイント1305に送信されるアップリンク信号を生成する。] [0116] アクセスポイント1305において、端末1330からのアップリンク信号がアンテナ1325によって受信され、受信機ユニット1375によって処理されて、サンプルを得る。次いで、シンボル復調器1380が、それらのサンプルを処理し、アップリンクに関する受信パイロットシンボルおよびデータシンボル推定値を供給する。RXデータプロセッサ1385は、データシンボル推定値を処理して、端末1330によって送信されたトラフィックデータを回復する。プロセッサ1390は、アップリンク上の各アクティブ端末送信に関してチャネル推定を実行する。] [0117] プロセッサ1390および1350は、それぞれアクセスポイント1305および端末1330において動作を指示(たとえば、制御、調整、管理、...)する。それぞれのプロセッサ1390および1350を、プログラムコードおよびデータを記憶するメモリユニット(図示せず)に関連付けることができる。プロセッサ1390および1350はまた、それぞれアップリンクおよびダウンリンクについての周波数およびインパルス応答推定値を導出するための計算を実行することができる。] [0118] 多元接続システム(たとえば、FDMA、OFDMA、CDMA、TDMAなど)の場合、複数の端末がアップリンク上で同時に送信することができる。そのようなシステムの場合、パイロットサブバンドを異なる端末の間で共有することができる。各端末のためのパイロットサブバンドが(場合によっては、バンドエッジを除いて)動作帯域全体にわたる場合に、チャネル推定技術を使用することができる。そのようなパイロットサブバンド構造は、端末ごとに周波数ダイバーシチを得るために望ましい。本明細書で説明する技法は、様々な手段によって実装できる。たとえば、これらの技法はハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組合せで実装される。ハードウェア実装の場合、チャネル推定に使用される処理ユニットは、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、本明細書で説明する機能を実行するように設計された他の電子ユニット、またはそれらの組合せ内で実装できる。ソフトウェアでは、本明細書で説明する機能を実行するモジュール(たとえば、プロシージャ、関数など)によって実装することができる。ソフトウェアコードは、メモリユニットに記憶し、プロセッサ1390および1350によって実行できる。] [0119] 図14を参照すると、(1つまたは複数の)周波数誤差を推定および訂正する例示的なシステム1400が示されている。システム1400は、少なくとも部分的にモバイルデバイス、基地局、または他のデバイス内に常駐することができる。システム1400は機能ブロックを含むものとして表されており、この機能ブロックは、プロセッサ、ソフトウェア、またはそれらの組合せ(たとえば、ファームウェア)によって実装される機能を表す機能ブロックとすることができることを諒解されたい。] 図14 [0120] システム1400は、別々に、または一緒に動作することができる電気的構成要素の論理グルーピング1402を含む。論理グルーピング1402は、周波数領域中のパイロットトーンを抽出するための電気的構成要素1404を含む。パイロットトーンは、第1のユーザに対して、第1のアンテナからくることができる。いくつかの態様によれば、パイロットトーンは、パイロットトーンを搬送する単一のOFDMシンボルから抽出される。パイロットトーンは、周波数ホッピングを用いて生じるOFDMシンボルにおいていずれかの帯域幅を占めることができる また、論理グルーピング1402中には、パイロットトーンの周波数領域を第1のアンテナのための第1の時間領域シーケンスに変換するために、逆離散フーリエ変換(IDFT)を実行するための電気的構成要素1406が含まれる。合成シーケンスと変調シーケンスとを得るために、第1の時間領域シーケンスにローカルレプリカの共役を乗算するための電気的構成要素1408も含まれる。論理グルーピング1402は、合成シーケンスと変調シーケンスとを上半円と下半円とに投影するための電気的構成要素1410をも含む。] [0121] 周波数誤差訂正を推定するために上半円と下半円とのためのベクトル和の絶対値2乗を計算するための電気的構成要素1412がまた、論理グルーピング1402中に含まれる。いくつかの態様によれば、上半円と下半円とのためのベクトル和の絶対値2乗を計算することは、0と1の間の副搬送波間隔の任意の小数部分とすることができる、副搬送波間隔の小数部分において計算される離散フーリエ変換である。] [0122] さらに、論理グルーピング1402は、第1の時間領域シーケンスに回転フェーザを乗算することによって周波数誤差を訂正するための電気的構成要素1414を含む。いくつかの態様によれば、回転フェーザは、合成周波数誤差訂正によって駆動される、数値制御発振器(NCO)によって生成される。] [0123] 様々な態様によれば、電気的構成要素1404は、第2のアンテナからの第1のユーザのための周波数領域中の第2のパイロットトーンを抽出することもでき、電気的構成要素1406は、第2のパイロットトーンの周波数領域を第2のアンテナのための第2の時間領域シーケンスに変換するためにIDFTを実行することができる。この態様によれば、論理グルーピング1402は、各アンテナから抽出された第1および第2の時間領域シーケンスの各々からマルチパス成分を識別するための電気的構成要素と、合成シーケンスを得るために、マルチパス成分の各々に、第1のユーザに固有の絶対シフトをもつそれぞれの時間シフトローカルレプリカ共役を乗算するための電気的構成要素とを含む。また、論理グルーピング1402中には、異なる同一チャネルユーザの周波数誤差を抽出するためにパイロットシーケンスのローカルレプリカの絶対時間シフトを変更するための電気的構成要素と、合成シーケンスの各々を上半円と下半円とに投影するための電気的構成要素とが含まれる。また、周波数誤差訂正を推定するために上半円と下半円とのためのベクトル和の絶対値2乗を計算するための電気的構成要素と、アンテナごとに合成周波数誤差訂正を行うためにマルチパス成分の各々からの周波数誤差訂正を合成するための電気的構成要素とが含まれる。さらに、この態様によれば、論理グルーピング1402は、総合周波数誤差推定を与えるために各アンテナの得られた周波数誤差を合成するための電気的構成要素と、時間領域シーケンスに、総合周波数誤差推定によって駆動される数値制御発振器によって生成された回転フェーザを乗算することによって周波数誤差を訂正するための電気的構成要素とを含む。] [0124] さらに、システム1400は、電気構成要素1404、1406、1408、1410、1412、および1414、または他の構成要素に関連付けられた機能を実行するための命令を保持するメモリ1416を含むことができる。メモリ1416の外部にあるものとして図示されているが、電気的構成要素11404、1406、1408、1410、1412、および1414のうちの1つまたは複数はメモリ1416内に存在することができることを理解されたい。] [0125] 本明細書で説明する態様は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装できることを理解されたい。ソフトウェアで実装する場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶するか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信することができる。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体と、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にするいかなる媒体をも含む通信媒体との両方を含む。記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスできる任意の利用可能な媒体とすることができる。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROM、あるいは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、もしくは命令またはデータ構造の形の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用でき、汎用または専用コンピュータあるいは汎用または専用プロセッサによってアクセスできる任意の他の媒体を備えることができる。さらに、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線およびマイクロ波などの無線技術を使用してウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線およびマイクロ波などの無線技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびブルーレイディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含めるべきである。] [0126] 本明細書で開示された態様に関して説明した様々な例示的な論理、論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタロジック、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明した機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行できる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサとすることができるが、代替として、プロセッサは従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態マシンとすることができる。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえばDSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成としても実装できる。さらに、少なくとも1つのプロセッサは、上記で説明したステップおよび/または動作の1つまたは複数を実行するように動作可能な1つまたは複数のモジュールを備えることができる。] [0127] ソフトウェア実装の場合、本明細書で説明する技法は、本明細書で説明する機能を実行するモジュール(たとえば、プロシージャ、関数など)を用いて実装できる。ソフトウェアコードは、メモリユニットに記憶し、プロセッサによって実行することができる。メモリユニットは、プロセッサの内部またはプロセッサの外部に実装でき、その場合、当技術分野で知られているように様々な手段を介してプロセッサに通信可能に結合できる。さらに、少なくとも1つのプロセッサは、本明細書で説明した機能を実行するように動作可能な1つまたは複数のモジュールを含むことができる。] [0128] 本明細書で説明した技法は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMAおよび他のシステムなど、様々なワイヤレス通信システムに使用できる。「システム」および「ネットワーク」という用語は、しばしば互換的に使用される。CDMAシステムは、汎用地上無線アクセス(UTRA)、CDMA2000などの無線技術を実装することができる。UTRAは広帯域CDMA(W−CDMA)およびCDMAの他の変形形態を含む。さらに、CDMA2000は、IS−2000規格、IS−95規格、およびIS−856規格をカバーする。TDMAシステムは広域移動体通信システム(GSM)などの無線技術を実装することができる。OFDMAシステムは、Evolved UTRA(E−UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、IEEE802.11(Wi−Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、Flash−OFDM(登録商標)などの無線技術を実装することができる。UTRAおよびE−UTRAはUniversal Mobile Telecommunication System(UMTS)の一部である。3GPP Long Term Evolution(LTE)は、ダウンリンク上ではOFDMAを利用し、アップリンク上ではSC−FDMAを利用するE−UTRAを使用するUMTSのリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTEおよびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)という名称の組織からの文書に記載されている。さらに、CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)という名称の組織からの文書に記載されている。さらに、そのようなワイヤレス通信システムは、不対無許可スペクトル、802.xxワイヤレスLAN、BLUETOOTH(登録商標)、および他の短距離または長距離ワイヤレス通信技法をしばしば使用するピアツーピア(たとえば、モバイル間)アドホックネットワークシステムをさらに含むことができる。] [0129] さらに、本明細書で説明した様々な態様または特徴は、標準のプログラミングおよび/またはエンジニアリング技法を使用した方法、装置または製造品として実装できる。本明細書で使用される用語「製品」は、任意のコンピュータ可読デバイス、キャリア、または媒体からアクセス可能なコンピュータプログラムを包含するものである。たとえば、コンピュータ可読媒体は、磁気記憶デバイス(たとえば、ハードディスク、フロッピーディスク、磁気ストリップなど)、光ディスク(たとえば、コンパクトディスク(CD)、デジタル多目的ディスク(DVD)など)、スマートカード、およびフラッシュメモリデバイス(たとえば、EPROM、カード、スティック、キードライブなど)を含むことができるが、これらに限定されない。さらに、本明細書で説明した様々な記憶媒体は、情報を格納するための1つまたは複数のデバイスおよび/または他の機械可読媒体を表すことができる。「機械可読媒体」という用語は、ワイヤレスチャネル、ならびに(1つまたは複数の)命令および/またはデータを記憶、含有、および/または搬送することが可能な様々な他の媒体を含むことができるが、これらに限定されない。さらに、コンピュータプログラム製品は、コンピュータに、本明細書で説明した機能を実行させるように動作可能な1つまたは複数の命令またはコードを有するコンピュータ可読媒体を含むことができる。] [0130] さらに、本明細書で開示された態様に関して説明した方法またはアルゴリズムのステップおよび/または行為は、直接ハードウェアで実施するか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで実施するか、またはその2つの組合せで実施することができる。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体中に常駐することができる。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合できる。代替として、記憶媒体はプロセッサに一体化することができる。さらに、いくつかの態様では、プロセッサおよび記憶媒体はASIC中に常駐することができる。さらに、ASICはユーザ端末中に常駐することができる。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末内に個別構成要素として常駐することもできる。さらに、いくつかの態様では、方法またはアルゴリズムのステップおよび/または動作は、コンピュータプログラム製品に組み込むことができる、機械可読媒体および/またはコンピュータ可読媒体上のコードおよび/または命令の1つまたは任意の組合せ、あるいはそのセットとして存在することができる。] [0131] 上記の開示は例示的な態様および/または態様について論じているが、添付の特許請求の範囲によって規定される、説明された態様および/または態様の範囲から逸脱することなく、様々な変更および改変を本明細書で行うことができることに留意されたい。したがって、説明した態様は、添付の特許請求の範囲の範囲内に入るすべてのそのような改変形態、変更形態および変形形態を包含するものとする。さらに、説明された態様および/または態様の要素は、単数形で説明または請求されていることがあるが、単数形に限定することが明示的に述べられていない限り、複数形が企図される。さらに、態様および/または態様の全部または一部は、別段の記述がない限り、他の態様および/または態様の全部または一部とともに利用できる。] [0132] 「含む(include)」という用語は、発明を実施するための形態または特許請求の範囲のいずれかで使用される限り、「備える(comprising)」という用語が使用時に請求項における移行語と解釈されるので「備える(comprising)」と同様に包括的なものとする。さらに、発明を実施するための形態または特許請求の範囲のいずれかで使用される「または(or)」という用語は、「非排他的なまたは(non-exclusive or)」を意味するものとする。]
权利要求:
請求項1 周波数誤差推定のための方法であって、第1のアンテナから第1のユーザのための周波数領域中のパイロットトーンを抽出することと、前記パイロットトーンの前記周波数領域を前記第1のアンテナのための第1の時間領域シーケンスに変換するために、逆離散フーリエ変換を実行することと、合成シーケンスと変調シーケンスとを得るために、前記第1の時間領域シーケンスにローカルレプリカの共役を乗算することと、前記合成シーケンスと前記変調シーケンスとを上半円と下半円とに投影することと、周波数誤差訂正を推定するために前記上半円と前記下半円とのためのベクトル和の絶対値2乗を計算することと、前記第1の時間領域シーケンスに回転フェーザを乗算することによって周波数誤差を訂正することとを備える方法。 請求項2 前記回転フェーザが、合成周波数誤差訂正によって駆動される数値制御発振器によって生成される、請求項1に記載の方法。 請求項3 前記パイロットトーンが、パイロットトーンを搬送する単一のOFDMシンボルから抽出される、請求項1に記載の方法。 請求項4 前記パイロットトーンが、周波数ホッピングを用いて生じるOFDMシンボルにおいていずれかの帯域幅を占める、請求項3に記載の方法。 請求項5 前記上半円と前記下半円とのためのベクトル和の絶対値2乗を計算することが、副搬送波間隔の小数部分において計算される離散フーリエ変換である、請求項1に記載の方法。 請求項6 前記副搬送波間隔の前記小数部分が約0.5である、請求項5に記載の方法。 請求項7 第2のアンテナから前記第1のユーザのための周波数領域中の第2のパイロットトーンを抽出することと、前記第2のパイロットトーンの前記周波数領域を、前記第2のアンテナのための第2の時間領域シーケンスに変換するために、逆離散フーリエ変換を実行することと、各アンテナから抽出された前記第1の時間領域シーケンスおよび前記第2の時間領域シーケンスの各々からマルチパス成分を識別することと、合成シーケンスを得るために、前記マルチパス成分の各々に、前記第1のユーザに固有の絶対シフトをもつそれぞれの時間シフトローカルレプリカ共役を乗算することと、異なる同一チャネルユーザの周波数誤差を抽出するために、前記パイロットシーケンスの前記ローカルレプリカの前記絶対時間シフトを変更することと、前記合成シーケンスの各々を上半円と下半円とに投影することと、周波数誤差訂正を推定するために、前記上半円と前記下半円とのためのベクトル和の絶対値2乗を計算することと、アンテナごとに合成周波数誤差訂正を行うために、前記マルチパス成分の各々からの前記周波数誤差訂正を合成することと、総合周波数誤差推定を行うために、各アンテナの前記得られた周波数誤差を合成することと、前記時間領域シーケンスに、前記総合周波数誤差推定によって駆動される数値制御発振器によって生成された回転フェーザを乗算することによって、周波数誤差を訂正することとをさらに備える、請求項1に記載の方法。 請求項8 第1のアンテナから第1のユーザのための周波数領域中のパイロットトーンを抽出することと、前記パイロットトーンの前記周波数領域を前記第1のアンテナのための第1の時間領域シーケンスに変換するために、逆離散フーリエ変換を実行することと、合成シーケンスと変調シーケンスとを得るために、前記第1の時間領域シーケンスにローカルレプリカの共役を乗算することと、前記合成シーケンスと前記変調シーケンスとを上半円と下半円とに投影することと、周波数誤差訂正を推定するために前記上半円と前記下半円とのためのベクトル和の絶対値2乗を計算することと、前記第1の時間領域シーケンスに回転フェーザを乗算することによって周波数誤差を訂正することとに関係する命令を保持するメモリと、前記メモリに結合され、前記メモリ中に保持された前記命令を実行するように構成されたプロセッサとを備えるワイヤレス通信装置。 請求項9 前記回転フェーザが、合成周波数誤差訂正によって駆動される数値制御発振器によって生成される、請求項8に記載のワイヤレス通信装置。 請求項10 前記パイロットトーンが、パイロットトーンを搬送する単一のOFDMシンボルから抽出される、請求項8に記載のワイヤレス通信装置。 請求項11 前記パイロットトーンが、周波数ホッピングを用いて生じるOFDMシンボルにおいていずれかの帯域幅を占める、請求項8に記載のワイヤレス通信装置。 請求項12 前記上半円と前記下半円とのためのベクトル和の絶対値2乗を計算することが、副搬送波間隔の小数部分において計算される離散フーリエ変換である、請求項8に記載のワイヤレス通信装置。 請求項13 前記副搬送波間隔の前記小数部分が約0.5である、請求項8に記載のワイヤレス通信装置。 請求項14 前記メモリが、第2のアンテナから前記第1のユーザのための周波数領域中の第2のパイロットトーンを抽出することと、前記第2のパイロットトーンの前記周波数領域を前記第2のアンテナのための第2の時間領域シーケンスに変換するために、逆離散フーリエ変換を実行することと、各アンテナから抽出された前記第1の時間領域シーケンスおよび前記第2の時間領域シーケンスの各々からマルチパス成分を識別することと、合成シーケンスを得るために、前記マルチパス成分の各々に、前記第1のユーザに固有の絶対シフトをもつそれぞれの時間シフトローカルレプリカ共役を乗算することと、異なる同一チャネルユーザの周波数誤差を抽出するために、前記パイロットシーケンスの前記ローカルレプリカの前記絶対時間シフトを変更することと、前記合成シーケンスの各々を上半円と下半円とに投影することと、周波数誤差訂正を推定するために、前記上半円と前記下半円とのためのベクトル和の絶対値2乗を計算することと、アンテナごとに合成周波数誤差訂正を行うために、前記マルチパス成分の各々からの前記周波数誤差訂正を合成することと、総合周波数誤差推定を行うために各アンテナの前記得られた周波数誤差を合成することと、前記時間領域シーケンスに、前記総合周波数誤差推定によって駆動される数値制御発振器によって生成された回転フェーザを乗算することによって周波数誤差を訂正することとに関係する命令をさらに保持する、請求項8に記載のワイヤレス通信装置。 請求項15 周波数誤差を推定するワイヤレス通信装置であって、第1のアンテナから第1のユーザのための周波数領域中のパイロットトーンを抽出するための手段と、前記パイロットトーンの前記周波数領域を前記第1のアンテナのための第1の時間領域シーケンスに変換するために、逆離散フーリエ変換を実行するための手段と、合成シーケンスと変調シーケンスとを得るために、前記第1の時間領域シーケンスにローカルレプリカの共役を乗算するための手段と、前記合成シーケンスと前記変調シーケンスとを上半円と下半円とに投影するための手段と、周波数誤差訂正を推定するために前記上半円と前記下半円とのためのベクトル和の絶対値2乗を計算するための手段と、前記第1の時間領域シーケンスに回転フェーザを乗算することによって周波数誤差を訂正するための手段とを備えるワイヤレス通信装置。 請求項16 前記回転フェーザが、合成周波数誤差訂正によって駆動される数値制御発振器によって生成される、請求項15に記載のワイヤレス通信装置。 請求項17 前記パイロットトーンが、パイロットトーンを搬送する単一のOFDMシンボルから抽出される、請求項15に記載のワイヤレス通信装置。 請求項18 前記パイロットトーンが、周波数ホッピングを用いて生じるOFDMシンボルにおいていずれかの帯域幅を占める、請求項15に記載のワイヤレス通信装置。 請求項19 前記上半円と前記下半円とのためのベクトル和の絶対値2乗を計算することが、副搬送波間隔の小数部分において計算される離散フーリエ変換である、請求項15に記載のワイヤレス通信装置。 請求項20 前記副搬送波間隔の前記小数部分が、0と1とのほぼ間である、請求項15に記載のワイヤレス通信装置。 請求項21 第2のアンテナから前記第1のユーザのための周波数領域中の第2のパイロットトーンを抽出するための手段と、前記第2のパイロットトーンの前記周波数領域を、前記第2のアンテナのための第2の時間領域シーケンスに変換するために、逆離散フーリエ変換を実行するための手段と、各アンテナから抽出された前記第1の時間領域シーケンスおよび前記第2の時間領域シーケンスの各々からマルチパス成分を識別するための手段と、合成シーケンスを得るために、前記マルチパス成分の各々に、前記第1のユーザに固有の絶対シフトをもつそれぞれの時間シフトローカルレプリカ共役を乗算するための手段と、異なる同一チャネルユーザの周波数誤差を抽出するために、前記パイロットシーケンスの前記ローカルレプリカの前記絶対時間シフトを変更するための手段と、前記合成シーケンスの各々を上半円と下半円とに投影するための手段と、周波数誤差訂正を推定するために前記上半円と前記下半円とのためのベクトル和の絶対値2乗を計算するための手段と、アンテナごとに合成周波数誤差訂正を行うために、前記マルチパス成分の各々からの前記周波数誤差訂正を合成するための手段と、総合周波数誤差推定を行うために、各アンテナの前記得られた周波数誤差を合成するための手段と、前記時間領域シーケンスに、前記総合周波数誤差推定によって駆動される数値制御発振器によって生成された回転フェーザを乗算することによって、周波数誤差を訂正するための手段とをさらに備える、請求項15に記載のワイヤレス通信装置。 請求項22 コンピュータに、第1のアンテナから第1のユーザのための周波数領域中のパイロットトーンを抽出させるためのコードの第1のセットと、前記コンピュータに、前記パイロットトーンの前記周波数領域を前記第1のアンテナのための第1の時間領域シーケンスに変換するために、逆離散フーリエ変換を実行させるためのコードの第2のセットと、前記コンピュータに、合成シーケンスと変調シーケンスとを得るために、前記第1の時間領域シーケンスにローカルレプリカの共役を乗算させるためのコードの第3のセットと、前記コンピュータに、前記合成シーケンスと前記変調シーケンスとを上半円と下半円とに投影させるためのコードの第4のセットと、前記コンピュータに、周波数誤差訂正を推定するために前記上半円と前記下半円とのためのベクトル和の絶対値2乗を計算させるためのコードの第5のセットと、前記コンピュータに、前記第1の時間領域シーケンスに回転フェーザを乗算することによって周波数誤差を訂正させるためのコードの第6のセットとを備える、コンピュータ可読媒体を備える、コンピュータプログラム製品。 請求項23 前記回転フェーザが、合成周波数誤差訂正によって駆動される数値制御発振器によって生成される、請求項22に記載のコンピュータプログラム製品。 請求項24 前記パイロットトーンが、パイロットトーンを搬送する単一のOFDMシンボルから抽出される、請求項22に記載のコンピュータプログラム製品。 請求項25 前記上半円と前記下半円とのためのベクトル和の絶対値2乗を計算することが、副搬送波間隔の小数部分において計算される離散フーリエ変換である、請求項22に記載のコンピュータプログラム製品。 請求項26 周波数誤差を推定および訂正するように構成された少なくとも1つのプロセッサであって、第1のアンテナから第1のユーザのための周波数領域中のパイロットトーンを抽出するための第1のモジュールと、前記パイロットトーンの前記周波数領域を前記第1のアンテナのための第1の時間領域シーケンスに変換するために、逆離散フーリエ変換を実行するための第2のモジュールと、合成シーケンスと変調シーケンスとを得るために、前記第1の時間領域シーケンスにローカルレプリカの共役を乗算するための第3のモジュールと、前記合成シーケンスと前記変調シーケンスとを上半円と下半円とに投影するための第4のモジュールと、周波数誤差訂正を推定するために前記上半円と前記下半円とのためのベクトル和の絶対値2乗を計算するための第5のモジュールと、前記第1の時間領域シーケンスに回転フェーザを乗算することによって周波数誤差を訂正するための第6のモジュールとを備えるプロセッサ。 請求項27 前記パイロットトーンが、パイロットトーンを搬送する単一のOFDMシンボルから抽出される、請求項26に記載のプロセッサ。 請求項28 前記上半円と前記下半円とのためのベクトル和の絶対値2乗を計算することが、副搬送波間隔の小数部分において計算される離散フーリエ変換である、請求項26に記載のプロセッサ。
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